ライブではカバー曲(コピー)も演奏した方がいい理由

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こんにちは。シンガーソングライターのふわはるなです。

ライブで演奏する際に、「カバー曲をやるべきなのか?」と悩んだ事はありませんか?

私は昔、「カバー曲をやるべきか?オリジナル曲をやるべきか?」と、戸惑う事がありました。

 

なぜなら、周囲の音楽仲間や、音楽の先生たちは「ライブではオリジナル曲をやるべきだ。」と仰る方が多かったからです。

 

しかし、「本当にそうなのだろうか?」と疑問に思っていました。

 

結論として私は、「お客さんの為には、カバー曲もやった方が良い。」という答えに辿り着きました。

結果的にカバー曲を演奏した事で、お客さんは喜び、「オリジナル曲も聴きたい!」と言って頂けました。

そこで今回は、なぜカバー曲も演奏すべきなのか、概要を述べていきたいと思います。

お客さんの目線で考えよう

あなたがオリジナル曲を作れるくらい、音楽について勉強してきている場合、

演奏者の目線で物事を考えてしまいます。

 

演奏者の目線=「周囲の音楽仲間」や、「自分が習っている音楽の先生」の考え方です。

演奏経験者は「個性を出すには、やっぱりオリジナル曲だよ。」「人の曲なんてやってどうするの。」という方が多いです。

 

確かに、ご意見は最もです!

ただし、「最後に行き着く所はオリジナルなんだな。」と思っておけばいいです。

もしも、音楽をやっている人の意見を聞いて「そうなんだ!ライブでカバー曲はやっちゃいけないんだ!」と思ってしまうと危険信号です。

お客さんは音楽の玄人(くろうと)ではない

※玄人(くろうと)=一つの物事に熟達した人。

 

プレイヤー(演奏者)の経験がある人が、必ずしもお客さんとして、ライブに来るわけではありません。

 

例えるなら、フィギュアスケートを見に行くお客さんが、必ずしもフィギュアスケートの経験者ではないですよね。

むしろ、「やった事なんてない。」「見ているのが好き。」そんな人の方が、圧倒的に多いですよね。

 

音楽にも同じ事が言えます。確かに世の中には、演奏者は沢山います。

しかし、お客さんとして来てくれる人は、「演奏経験はないけど、音楽を聴くのは好き。」

そんな人が圧倒的に多いのです。お客さんが、音楽の玄人(くろうと)とは限りません。

お客さんはそもそも、あなたに興味がない

一般の人が、「知らない人の知らない曲」を聴くのは疲れる事です。

だれだって、自分が興味がないものを、無理やり押し付けられるのは嫌です。

つまり、初対面の物に対して、人は興味を持っていません。

そうです。あなたの事に興味がないのです。

「人間が興味を持つ対象」は2つある

「人間が興味を持つ対象」は2つあります。

①「自分自身の事」②「自分が興味がある物」

人間は、この2つに対してしか、興味を持っていません。

 

①まずは「自分自身の事」

「自分自身の事」=「自分の人生の事」なので、興味が無い人はいませんよね。

 

②「自分が興味がある物」

「自分が興味がある物」=「趣味」「好きな人」等などです。自分の周囲にある物です。

あなたに興味を持ってもらう為に

上記を踏まえた上で、あなたに対して興味がないお客さんにも、興味を持って欲しいですよね?

その為に、カバー曲を演奏する事はとても重要になってきます。

カバー曲を聴く事で、お客さんはあなたに対して親しみや、興味を持ちやすくなります。

 

「一般の人がすでに興味がある曲」=「カバー曲」です。

まずはじめに、お客さんの興味を満たしてあげる事が大切です。喜ばせてあげるんです。

 

そして「凄い良い演奏だった」と感じた時、「この演奏をしている人はどんな人だろう?」と、お客さんの興味があなたに向くようになります。

これは「興味移動の法則」と呼ばれています。

読んで字のごとく、あなたに向けて「興味が移動」するんです。

 

カバー曲を演奏する事は、あなたとお客さん、双方にとってメリットがある事です。

双方が嬉しい気持ちになれる事です。オリジナル曲だけでなく、ぜひカバー曲も取り入れてみましょう!

ライブハウスで、カバー曲(コピー)を演奏する事は違法ではないのか?

ちなみに、「著作権的に大丈夫?」と心配される方もいると思います。

基本的には、「カバー曲(コピー)OK!」としているライブハウスであれば、大丈夫です!

 

というか、よほどの事がない限り大丈夫です。

 

なぜなら、ほとんどのライブハウスは、あらかじめJASRAC(ジャスラック)と包括的利用許諾契約を結んでいます。

JASRAC(日本音楽著作権協会)=音楽の著作権を管理する団体

※包括的利用許諾契約→ライブハウス側がJASRACに対して、年間使用料を払っています。

 

契約していないライブハウスって、あるのかな?笑

 

安心してカバー曲を演奏しましょう。

まとめ

以上で述べてきたように、ライブでカバー曲を演奏する事は、あなたやお客さんにとってメリットがあります。

カバー曲を通して、あなたの魅力を引き出したり、あなたに興味を持ってもらえます。

そして、お客さんはカバー曲を聞くことで、ライブ自体を楽しむ事ができます。

ぜひライブでは、お客さんの目線に立って、カバー曲も演奏してみましょう!

 

この記事が、誰かのお役に立てれば幸いです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

ふわはるな

インスタグラム→fuwaharuna