こんにちわ。シンガーソングライターのふわはるなです!
歌を仕事にしたい。プロになりたいと思った時、とりあえずボーカルスクールに通おうと思う人がいると思います。
私が音楽を始めた時がそうでした。
何から始めていいのか分からない。
とりあえず歌を習わなきゃ。と思いました。
トータルで10年間ほど、何人かの歌の先生にお世話になりました。
ボーカルスクールに通ってみて、生徒にとっては、メリット・デメリットがそれぞれあると感じました。
今回はそれについて述べていこうと思います。
もくじ
基礎から学べる・歌の上達が早くなる
個人レッスンに始まり、ステージング・リズム・歌唱・筋力トレーニングなどの授業があります。
コースによって値段や、受けられる内容は少しづつ違います。
貴方が望めば、基礎から学ぶ事ができます。
のどに負担のかかる歌い方をしていれば、それを第三者から見てもらえる事で、早く軌道修正ができます。
独学では理解するまでに時間がかかる事も、豊富な経験と知識を持つ先生に教わる事で時間が短縮できます。
場慣れできる・刺激を貰える
ステージング(ステージでの魅せ方)のレッスンがあるので、まだ人前で歌った事がない人は、模擬ライブをやって度胸を付ける事ができます。
また、同じようにプロを目指す人達が傍にいれば、刺激を貰う事ができます。
あと私が通った所は、数ヶ月に一度、歌唱テストがあって優秀だとレッスンに特典がついたりします。
(滅多に無いですが、授業料が免除になる人がいたりします。)
一般には非公開のオーディションに参加できる
ボーカルスクールによっては校内オーディションが定期的に開催されています。
SONYや、YAMAHA等々、外部のプロダクションの方を呼んで、校内オーディションをするのです。
一般には非公開のオーディションとなるので、受けられるのはスクールの生徒のみです。
また、スクールの中で受けるので、わざわざ遠くまで受けに行く必要がない事もメリットですね。
入るだけで満足してしまわないか
これは、ボイトレで直接教わった先生から聞いた話です。
「ボーカルスクールに入れば何とかなる。」と思っている人が少なからずいるそうです。
その場合、レッスンは受けても、個人練習はしない。という事があるそうです。
結局、自分で練習しなければ上達もしないので、
そもそもレッスン料もったいないのになぁと言っていました。
校内ではオーディションもやっていますが、狭き門な上に、何度も受かった事がある人に聞くと、受かっても先に話が進まない。(デビューできるわけではない。)と仰ってました。
ボイトレ教室は、基本的に「技術を教わる場所」なので、通ったら何とかなるわけではないのですね。
ボーカルスクールのライブは内輪になってしまう
ボーカルスクールではスクール内でライブを開催する事があります。
しかし、もしも貴方がプロを目指す場合は、あまりお勧めできない場合もあります。
以前通ったスクールでは、ライブには審査員がいて、ライブの後には表彰式があります。
「次回のライブにゲスト出演」など、賞を送られる事があります。
しかし、スクールの外で活かせる賞ではなかったりするので、外では役に立たなかったりします。(笑)
ボーカルの先生自身が、「このシステムって内輪だから、生徒が可哀想。。」と言っていました。
(ボイストレーナーもサラリーマンなので、運営方法には思う所があるそうです。)
生徒の歌い方が先生に似てしまう事がある
たまに、習っている先生と歌い方が似てくる。という人を見る事がありました。
私はピアノとボーカルを別々の先生に習いました。
どちらの先生も同じ事を言っていたのですが、
「生徒の個性を残して教える事が難しい。」とおっしゃっていました。
どこまで、介入していいのか。どうやって、生徒の個性を残して(または活かして)教えてあげられるか。
結局の所、「上手さ」以上に「個性が大事」という話をしてくれました。
先生たちにとっては難しい事なんだなぁと生徒ながらに感じました。
(発声以外で、生徒の前で歌は歌わない先生もいます。)
また、生徒と先生の相性のよしあしは必ずあります。先生との出会いもめぐり合わせがあると思います。
色々な先生に習って、自分の個性に寄り添ってくれる先生を探してみましょう。
生徒が辞める時、ひきとめる先生がいる(笑)
生徒が「辞めます。」と申し出た時、先生によっては凄く引き止める方がいます。(笑)
または、担当の先生は快く送り出してくれても、その先生の上司(スクールの運営に関わっている先生。)が止めに入る。まぁ、説得してくる場合があります。
なんでやねん!!(笑)担当ちがうやん!(笑)、て思いますよね。まぁ断るだけですが。
これは私が「来月辞めます。」と仲の良い担当の先生に申し出た時、
「私は全然いいんだけど、上司(女性)が辞めさせまいと、貴女に話しかけてくるかもしれないけど、、(笑」)」と苦笑いしていました。(実話!)
いわゆる、そのボーカルスクールの上司の方は、「お局さん」だったんです。
その方は、辞める申請をした生徒に、
「退校しなくても、休校というシステムがあるよ?」
「仕事が忙しい?それなら、コースを変えれば続けられるよ!」
と引き止めに入るそうです。(笑)
私は複数の先生にお世話になっていたのと、事務員さんとも仲が良かったので、たま~に愚痴を聞く事がありました。(笑)
「まじ、あの人無いわ〜!(ありえねーな!の意。)」とげんなりしていました。(笑)
あ、ちなみに私は話しかけられなかったので、ラッキーでした。(笑)
ボーカルスクールは、はたから見れば、「楽しそうに仕事してるな~。」なんて思う事がありましたが。場合によっては結構ドロドロしているようです。
生徒の次のステップを、快く送り出してほしいものですが、運営上の利益を考えている方がいる事も事実です。
そんな場面に遭遇した時は、貴方の人生に関与されないよう、全力で逃げましょう。(笑)
裏話・都市伝説?「女性ボーカルの先生同士」は仲が良くない!?
私は、個人のお宅にピアノを習いに行っていました。
その先生はバークリー音楽大学(アメリカの音楽大学)で音楽留学をされていました。
(留学した時は行列ができる程、超モテた黒髪美人の女性の先生。)
その先生の話が凄く面白くて、先生の自宅という事もあって、30分くらいいつも世間話をしてしまうという。。(笑)
たまに先生の職場の話を聞く事があったのですが、「女性ボーカルの先生同志」は仲が良くない印象がある。と言っていました。
「楽器の先生」であればそういった事はないそうです。「ボーカル」かつ、「女性」という点から、「派閥」っぽくなると言っていました。
生徒の前では仲良しらしいです。(笑)
ただの世間話で聞いたお話なので、信じるか信じないかは、あなた次第です。(笑)
まとめ
以上のようにプロを目指す人が、ボーカルスクールに入った場合、メリット・デメリットがそれぞれあります。
貴方の今置かれている環境や、状況に応じて、必要な時にスクールに入って教わると良いかもしれません。
この記事が、誰かの役に立てば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
ふわはるな
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