リップロールできない続かない原因と対処法・震えない途切れる

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「リップロールができない」と言う人は多いです。

 

しかし、大事なポイントや、コツさえ掴めばできるようになります。

リップロールができるようになると、息や喉のコントロールに生かせるようになります。

 

この記事では、リップロールができない原因や、対処法を紹介します。

9つのできない原因・対処法

リップロールができない原因、対処法を紹介します。

それは、以下の9つです。

・表情筋が固い

・口角が下がってる

・体に力が入っている

・息の量が少ない

・息の量が多い

・長く吐けない

・「力加減」ができない

・唇の乾燥

・息が漏れている

それぞれ、解説していきますね、

表情筋が固い

日本人には、表情筋が固い人が多いです。

なぜなら、日本語が表情筋をあまり動かさないので、筋肉がこわばっていたりするからです。

筋肉は連動しているので、表情筋が固いと、口周りの動きも悪くなります。

ほっぺたを揉んだりして、ほぐしましょう。

口角が下がってる

表情筋が硬いと、口角が下がりやすく、振動させにくいです。

口角は、ほんのり笑った時のように、上がっていると良いです。

唇を支えて、振動しやすくなります。

「口角を上げると疲れる」という人は、口周りの「口輪筋」が弱い事があります。

普段しない筋トレをした時、筋肉がプルプルしますよね?

口輪筋も、使わないと弱く、硬くなっていきます。

 

普段の生活で、「今、口角が下がってないかな?」と注意して、意識できると良いです。

体に力が入っている

無駄に力が入っていると、振動が止まってしまいます。

特に、口周りの筋肉(表情筋)が大切です。

口周りをマッサージしたり、体をストレッチしたりして、余計な力を抜きましょう。

息の量が少ない

息の量が少ないと、リップロールの維持が難しいです。

持続させるには、「一定の息量」が必要だからです。

 

リップロールを始める前、ブレスを「ゆっくり」、「たっぷり」吸ってみてください。

ゆっくり吸う事が大事です。

その方が、たくさん吸えます。

息の量が多い

息の量が多すぎても、うまくいきません。

 

「息量が安定している事」がポイントです。

また、リップロールが維持できる息の量は、歌う時にも適切です。

 

少なすぎず、多すぎず、安定した息が吐けると良いです。

長く吐けない

長く息を吐けないと、リップロールが続きません。

それは、横隔膜が上手く動かず、最後まで吐ききれないのです。

 

その場合、息だけを長く吐く、「ロングブレス」トレーニングがおすすめです。

息を「もう吐けない!」という所まで、しっかり吐いてみてください。

吐き切ると、横隔膜が動きやすくなり、息のコントロールがしやすくなります。

秒数としては、30秒吐けるようになると良いです。

長く息が吐けるようになれば、リップロールも継続しやすくなります。

「力加減」ができない

息を吐く「力加減」も大事です。

シャボン玉を膨らませる時に、強く吐くと割れますよね?

リップロールも、ただ強く吐いては、上手くいきません。

 

「吐く量」と「強さ」、両方のバランスが必要です。

強く吐くというよりも、「長く吐こう」と意識してみてください。

その方が、「力加減」を掴みやすいです。

唇の乾燥

唇が乾燥していると、滑りが悪く、震えにくいです。

唇を舐めたり、リップクリームを塗ったりして、対策しましょう。

息が漏れている

息が漏れてしまう場合は、唇に隙間ができている可能性があります。

その場合は、もう少し唇を閉じましょう。

何度か試してみる事で、力の入れ具合が分かってきます。

できない人の為のコツ・ポイント

コツとして、以下の5つがあります。

・上下の歯の間隔を少し離す

・ほっぺを、手で持ち上げる

・焦らない事

・短いリップロールを繰り返す

・「うー」と発声しながら、リップロール

それぞれ、説明します。

上下の歯の間隔を、少し離す

上下の歯の間隔を、少し離しましょう。

歯を食いしばったり、噛み合わせたりすると、力みやすいです。

上下の歯は、唇を閉じられる範囲で、少し離します。

ほっぺを、手で持ち上げる

上手くいかない時は、手を使って、ほっぺを持ち上げてみてください。

その状態でリップロールをすると、簡単にできます。

口周りの、余計な力が抜けるからです。

 

ほっぺを手で支える事で、自転車の補助輪のように、助ける事ができます。

それにより、振動する感覚を、覚える事ができます。

焦らない事

「焦らない事」は大事です。

「そんな事?」と思うかもしれません。

しかし、焦ると人は力みます。

「急がば回れ」と言うように、確実に進めた方が、変な癖がつきません。

焦らずに、お風呂で鼻歌になるように、力を抜いてやりましょう。

短いリップロールを繰り返す

唇が震える感覚が分からない人は、「短いリップロール」ができる事を目標にしましょう。

息を吐き出す瞬間の、量をアップしてみてくだい。

 

例えるなら、「くしゃみをする瞬間」のそれです。

息の勢いで、唇を弾きます。

また、「くしゃみをする直前」は、口元がリラックスしやすく。それも参考になります。

 

まずは、一瞬のリップロールを繰り返して、唇が震える感覚を覚えましょう。

「うー」と発声しながら、リップロール

実はリップロールは、「発声しながら」の方がやりやすいです。

最初に「息だけ」のリップロールを頑張ろうとしても、感覚が掴めない事が多いです。

 

それなら、「声を出す延長」で練習した方が、感覚が掴みやすいです。

声を「うー」と出しながら、練習してみてください。

 

リップロールから始まるので、文字にすると「ぷうー」という感じです。

声を出しながら、リップロールをしてみましょう。

いきなりはできない

使っていない筋肉を、いきなり使う事はできません。

自転車に乗る練習と同じで、微妙なバランスを体で覚えていきます。

少しずつ上達するので、最初からできなくても、それは当たり前の事です。

やりづらい人もいる

どうしてもやりづらい人もいます。

リップロールは、唇に一定の厚みを作る必要があります。

その為、唇が薄い人は、物理的にやりづらいでしょう。

 

その場合は、無理して取り組む必要はないです。

他の事に時間を使いましょう。

目的がずれない事

リップロールの目的は、「歌が上手くなる事」です。

それは、喉がほぐれたり、適切に息が吐けたりする事です。

 

たまに、目的が「リップロールをする事」に、すり替わる人がいます。

その為に息を思いきり吐いて、体が力んでは逆効果です。

変な癖になる可能性もあります。

 

歌が上手くなる事が目的なので、リップロールにこだわって、体が力まないように注意しましょう。

まとめ

ここまで、リップロールができない原因と、対処法を紹介しました。

・表情筋が固い、口角が下がる

・体に力が入る

・息の量が少ないか、多すぎる

・吐く時の「力加減」が分からない

・唇の乾燥や、息が漏れる

・ほっぺを手で持ち上げる

・短いリップロールを繰り返す

・発声しながらリップロール

・焦らない

原因やコツが分かれば、リップロールはやりやすくなります。

喉や、息のコントロールも上達するでしょう。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

ふわはるな