リズム感を良くする・鍛える為の練習方法

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こんにちわ。シンガーソングライターのふわはるなです!

演奏において「テンポがキープできてない。」と自分で自覚したり、練習中に人から注意されてしまう事ってありますよね。

 

私は過去に「吹奏楽部」→「歌」→「弾き語り」を経験してきました。

吹奏楽部に所属していた時、私であれ誰であれ言われていた言葉があります。

それは「そこ、走ってるよ!」でした。

(廊下を走る。という意味ではありません。笑)

 

※走る→テンポが走っている。という意味で使われます。

※テンポ→曲の速度の事。一拍の間隔を示します。

 

「テンポがキープできていない。」と注意されたので、「う~ん、とりあえず?練習するか?」という程度のスタンスで、淡々とメトロノームにあわせて練習する日々でした。でも今にして思えば、集中力が散漫で、効率が悪かったなぁと思います。

 

私が音楽を勉強しようと思うようになったのは、歌を始めてからでした。

「練習は原因を意識して行わなければ上達しない。」と気付く事になりました。

 

今回はテンポをキープする為に、「何を意識してリズムの練習をしているか」について、書いてみようと思います!

 

そもそも、リズムとは?

時間の経過が、「音の長短」「強弱の組み合わせ」で規則的に組織されている物です。

 

リズムは音楽の三大要素

音楽には三大要素と呼ばれる要素があります。

①リズム

②メロディー

③ハーモニー

 

その中でも、最も重要な要素が「リズム」です。

 

テンポが「走る」とは?

「キープすべきテンポよりも、意図的ではなく早く演奏している事」です。

 

上記に書いてある、「意図的ではなく早く演奏している事」この部分が重要なんです!

つまり走ってしまう時って、「無意識」なんですよね!

自分で自分に困っちゃうわっ!

 

演奏者がテンポをキープできないとどうなるか?

・お客さんがノリにくい。(笑)

・先生に怒られる。(笑)

・一緒にバンドやる人に白い目でみられる。(笑)

 

はい。良いことはないと思います。

 

なぜ走ってしまうのか?

「裏の拍を感じきれていない」為に、次の拍(表拍)への着地が早まってしまう為です。

 

拍の幅を使い切れ!

「拍の幅を使い切れ!」これは歌の先生が言っていた言葉です。

表拍にうまく着地する為に、裏拍の正確な位置を感じ取る必要があります。

その為には、1拍をより小さい単位で感じる事が出来れば良いのです。

そうする事で、時間の経過を体感しやすくなります。

 

4分音符を参考に説明してみましょう。

4分音符(♩)を半分にすると8分音符(♫)になります。これは裏拍でもあります。

 

では8分音符(♫)で感じていけば良いのでしょうか?

 

いえいえ、もっと良いのは16分音符で感じる事です。

なぜなら、8分音符の半分が16分音符だからです。

(自分で文章書いといてなんですが、マトリョーシカかよってなりますね。)

 

図にしてみました。

4分音符(♩)を半分にすると8分音符(♫)になりますが、

さらに裏拍の正確な位置を感じ取る為に、16分音符で感じる事を意識しましょう。

16分音符が感じきれていないと、表拍への着地がうまくいきません。

4分音符を16分音符4つぶんとして意識する事で、時間の経過を体感しやすくなります。

 

練習する時は、大げさに体を動かしてリズムを感じましょう!裏拍の位置を感じやすくなります。

 

応用編・点ではなく円で感じましょう

これは曲を「演奏」する時のコツです。

演奏する時にリズムを「規則的な点」としてとらえるよりも、「円」として感じた方がノリに繋がります。

円を描きながら、曲が前へと進行して行くイメージを持つと良いと思います。

 

拍は裏拍を経過し、また表拍へ戻って来なければなりません。

拍は戻って来なければいけないけど、曲は前に進まなければいけません。

なんというジレンマ、、、。難しいですね。

しかし、曲に「うねり」が生まれて、感情が乗るのでカッコよくなります。

 

メトロノームだけ聞いて生活するのもありです

電車の中とかで、私はイヤホンでメトロノームだけを聞いている事もありました。

その場合は16分音符に設定して聞いていました。

体でリズムを刻む必要はなくて、ただ16分音符に意識を持って聞きます。

意識を持つ事が重要です。それだけでリズムに対して敏感になってくるはずです。

でも、人が機械のように正確なリズムを刻む必要はない

これは以前、エンジニアの人に聞いた話です。

演奏者が、機械のように正確なリズムに執着する必要はないんです。

(ただし、キープしようとする努力は必要です。笑)

なぜなら、人が演奏するうえで発生する、「リズムの絶妙なズレ」が人には心地よいものなんだ。とその人が仰っていました。

 

音楽では感情を込めて、テンポがキープできるギリギリまで、「タメ」て演奏をする事もありますから。

※タメ→音の拍を使い切るくらい、たっぷりと演奏する際に使う用語です。

 

(ただし、キープしようとする努力は必要です。笑

自分への戒めを込めて、2回言いました。笑)

 

その人がパソコンで音楽を作る時は、「人が演奏をしているように聞こえる」ように曲を作ると言っていました。(さらっと言ってたけど、これって難易度が高いのでは…?笑)

 

人が音楽を聴く中で、「リズムの絶妙なズレ」に心地よさを感じるのは、人間の心臓の鼓動が関係しているのかもしれません。

あまりガチガチにならずに、リズムを感じて練習してみましょう!

 

おわりに

練習って、長い時間をダラダラと行う必要は無いと思っています。

短い時間でも出来ていない原因を理解し、それに対して意識を持って練習できるかどうかが上達への近道だと思います。

 

この記事が少しでも、誰かのお役に立てたなら光栄です。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

ふわはるな

Twitter→@fuwa_haru