楽器練習したくない時の解決法!モチベーション・やる気が出ない!

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歌や楽器の練習で、やる気が出なくて困っている人は多いです。

練習する為に必要なのは、根性論だけではありません。

 

脳の仕組みや、メンタル面から考える事も大切です。

それによって、自分をコントロールし、練習させる事ができます。

 

この記事では、練習のやる気が出ない時、その解決法を紹介します。

「やる気」が出るのを、待たない

「やる気→行動」という、順番の概念は捨てます。

「行動→やる気」という順番で、考えます。

 

やる気が出るのを待っていても、「何もせずに1日が終わる」という事が起こります。

罪悪感を感じるパターンですよね。

 

その為、「先に行動してみる」という事が大切です。

なぜなら、人間には「行動を開始すると、モチベーションが上がる」という性質があるからです。

これを、「作業興奮」と言います。

 

例えば、部屋の掃除が面倒くさくても、「やりだしたら、一気に終わった!」

なんて経験がありますよね。

 

楽器や歌の練習も、それと一緒です。

何でもいいので、とりあえず行動から始めてみましょう。

やりだしたら、いつの間にか集中していて、「やればできるやん自分!」と気付いたりします。

楽器は、すぐ弾ける状態で置く

楽器はケースにしまわずに、そのまま置いておきます。

ピアノであれば、蓋をあけっぱなしにしておきます。

弾きたい!と思った時に、すぐに弾ける状態にしておきます。

人は、作業工程が多いと、すぐに面倒くさくなります。

作業工程は、1つでも減らしておきましょう!

場所を変える

家だと集中できない人は多いです。

その為、図書館や、カフェで勉強する事がありますよね。

練習も同じです。

 

音が出せるスタジオを借りたり、カラオケ店に行ってみましょう。

カラオケ店は歌だけでなく、楽器練習を可としている所が多いです。

 

もちろん料金はかかります。ただ、それによって集中して練習ができます。

この場合、「練習時間をお金で買っている」と考えると良いです。

わざと予定を入れる

わざと、人と会う予定や、用事を作りましょう。

人は時間が余っていると、だらけるからです。

「今日はこの時間までに、これを終わらせなきゃ!」と思うと、集中力を発揮します。

わざと予定を入れましょう。

ライブの予定を立てる

いっその事、先にライブの予定を入れましょう。

目標がなければ、練習に身が入らないからです。

期限を作れば、練習せざるを得なくなります。

 

「ライブができない!」という人は、YouTube等の、動画サイトに投稿してみましょう。

ここでも、一定の期間で、動画をあげる期限をつけます。

例えば、「1ヶ月に1本」といった感じです。

 

期限を決めれば、練習に身が入るようになります。

練習する為の5つのポイント

練習する為の、5つのポイントを紹介します。

それは、以下のようになります。

・「迷う」時間を作らない

・脳は、大きな変化を嫌う

・小さい事からやる

・歯を磨くように、「習慣化」する

・「習慣」のあとに、「習慣」を作る

それぞれ、1つずつ解説していきます。

「迷う」時間を作らない

生活の中で、「迷う」時間を減らしましょう。

これは、脳科学の話になります。

人は迷った時、「集中力」を消耗します。

例えば、「今日はどの服を着ようかな?」と、迷う事がありますよね。

他には、「今日の晩ご飯、どうしようかな?」といった時もそうです。

 

この「迷って、考える時間」は、脳が1日に使える「集中力」を消耗させます。

それによって、集中したい時に「集中できない!」、という事になります。

 

なので、「迷う時間」を減らしましょう。

例えば、ローテーションで「着る服」や、「ご飯のメニュー」を決めておくと良いです。

脳が疲れないようにして、集中力を温存しましょう。

脳は、大きな変化を嫌う

脳は、大きな変化が嫌いです。

なぜなら、原始時代の防衛本能が、残っているからです。

例えば、住み慣れた村を、移動するとします。

しかし、移動した先で、必ず食料にありつけるでしょうか。

一歩間違えれば、飢えて死んでしまうかもしれません。

 

そんな経験がある為、もともと私たちは、新しい事を始めるのが苦手なのです。

なので、練習ができないという事は、普通の事です。

それを前提に考えれば、対策していく事ができます。

小さい事からやる

最初は本当に、自分に甘すぎるくらいの量、または時間で目標を設定します。

最初から「1時間やる!」とか、高い目標を持つと、挫折しやすいです。

 

例えば、腕立て伏せの習慣を作りたかったとします。

「最初は何回やれば良いか?」と言うと、答えは「1回」です。

「え、そんなの簡単すぎるわ!」と思いますよね。

 

しかし、今まで運動してこなかった人が、1日目に100回やったとします。

2日目、3日目と続くでしょうか?

よくある、三日坊主になって、途中で辞めてしまう可能性があります。

挫折をすると、「罪悪感」や「自己嫌悪」を感じ、悪循環になります。

 

いきなり頑張っては、いけません。

「1回やる」とか、「10分やる」といったように、最初の目標は小さくします。

歯を磨くように、「習慣化」する

歯磨きのように、習慣化してしまいましょう。

習慣になると、モチベーションは関係なくなります。

歯磨きは、モチベーションがなくても、毎日やっていますよね?

ほんの小さな事を、「なるべく今日も、明後日もやっていく」という事が大切です。

とりあえず、7日間やってみてください。

7日間できたら、自分に自信ができてきます。

 

そしたら、初めて量を増やします。

目標をあげすぎて、サボってしまったら再度、設定し直します。

慣れてくると、少しずつ練習時間は伸びていきます。

慣れるまでは、小さい事を習慣化しましょう。

「習慣」のあとに、「習慣」を作る

習慣のあとに、「新しい習慣」を作りましょう。

「習慣が終わったあと」に、「新しい習慣を、ここに作るよ!」というスペースを決めます。

人間は、「いつやってもいいよ!」となると、なかなか行動できないからです。

例えば、「時間が沢山ある休日にやろう!」と思ったとします。

しかし、休日に限って、何もせず1日が終わったりします。

 

なので、「お風呂のあと」や、「歯磨きのあと」に新しい習慣を持ってきます。

その時、「8時に」とか、時間まで決める必要はありません。

「何時から」とやろうとすると、できなかった時にガッカリするからです。

 

「時間」ではなく、「〜が終わったあと」に、新しい習慣を作りましょう!

すると、早い習慣化が可能になります。

「メンタル面」から考える、モチベ維持の方法

メンタル面からも、モチベを維持する方法を考えます。

それは、以下の5つになります。

・切磋琢磨できる人と、会話する

・ご褒美を用意する

・ちょっとできたら、自分を褒める

・思いっきりサボる

・「モチベを下げる物」は、「見ない・聞かない」

それぞれ、解説していきます。

切磋琢磨できる人と、会話する

同じ事で頑張っている人と、会話できると良い刺激が貰えます。

人は、「1人では頑張れない」という事が多いです。

同じジャンルや、趣味が合う人が周りにいないと、辛いです。

 

お金に余裕があれば、スクールに通ってみると良いでしょう。

生徒さん同士や、先生と会話すると、テンションが上がります。

スクールに通う余裕が無くても、同じジャンルで頑張っている人の、YouTubeを見る事でも良いです。

そういった方の動画を見るだけでも、モチベが刺激されます。

他の人から刺激を貰って、自分のモチベUPに繋げましょう。

ご褒美を用意する

自分に厳しすぎると、挫折しやすいです。

練習した後は、自分にご褒美を用意しましょう。

馬にニンジンを見せて、誘導するような感じです。

「練習が終わったら、アイスを食べよう!」

「これが終わったら、ゲームしよう!」

 

とか、なんでも良いです。

ご褒美をチラつかせ、自分に練習させましょう。笑

ちょっとできたら、自分を褒める

少しでも練習ができたら、自分を褒めてあげましょう。

例えそれが、5分、10分だったとしてもです。

「少ししかできてない」と、ネガティブな捉え方をする人は多いです。

しかし、逆から言えば、「少し進んだ」という事です。

ネガティブに捉えすぎない事が大事です。

思いっきりサボる

いっその事、ガッツリ休んでしまいましょう。

この時、罪悪感は感じてはいけません。

罪悪感に引っ張られてしまったら、休む意味がありません。

 

思いっきり休んで、楽器や練習から離れます。

距離を置いたら、「練習したい」という気持ちが戻ってきたりします。

「モチベを下げる物」は、「見ない・聞かない」

インターネットの時代、自分のモチベを下げる物は、見ないようにしないといけません。

なるべく、ストレスを軽減したいからです。

いわゆる、「SNS疲れ」というやつですね。

 

例えば、「この人は凄いけど、投稿を見ていると自分が小さく見える」という事があります。

そうであれば、フォローをはずしたり、投稿を非表示にしたりしましょう。

 

どの情報を浴びて、どれを浴びないのか、取捨選択をしていく事が大切です。

見る事で、自分がネガティブになる物であれば、目に入らないようにしましょう。

集中力を高めたい時にする事

「集中できないな」と思った時の、単純な対処法があります。

それは、以下の3つです。

・深呼吸をしよう

・体が温まる事をする

・掃除や、片付けをする

それぞれ、説明していきますね。

深呼吸をしよう

深呼吸をしてみましょう。

これは、横隔膜を使った、「腹式呼吸」の事です。

横隔膜を使った深い呼吸は、「セロトニン」の分泌が促進され、集中しやすくなります。

※セロトニン=精神を安定させる働きを持つ、脳内物質。

 

逆に、呼吸が浅いと、集中できなくなります。

注意力が散漫になって、落ち着きがなくなります。

精神的にも、不安を感じやすくなります。

 

そんな時は、深呼吸をしてみましょう。

体が温まる事をする

体を温めるような事を、心がけると良いです。

血の巡りが悪いと、頭がスッキリしません。

思考もネガティヴになります。

 

体が温まった時に、思考がクリアになった経験はありませんか?

少し歩いたり、ストレッチをしましょう。

 

整体に行って、ほぐしてもらうのも効果的です。気分転換にもなります。

体の血流を良くして、頭をスッキリさせましょう。

掃除や、片付けをする

ちょっとした掃除や、片付けをしてみましょう。

体を動かすので、血流もよくなります。

 

また、脳は無意識に見えている物も、情報処理しています。

その為、部屋が物に溢れていると、それだけで疲れます。

掃除や片付けをすれば、体も温まって、頭もスッキリします。

まとめ

ここまで、練習でやる気がでない時の、解決法を述べてきました。

・人間には、行動するとモチベが上がる「作業興奮」という性質がある

・場所を変える

・わざと予定を入れる

・「脳は大きな変化を嫌う」という前提がある

・小さい事から習慣化する

・「習慣のあと」に、「新しい習慣」を作る

・モチベを下げる物から遠ざかる

・深呼吸や、体が温まる事をする

なるべく脳を疲弊させないよう、小さい事からやってみてください。

集中力を温存できるようになります。

 

自分をコントロールできれば、ぐんぐん上達するでしょう。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

ふわはるな