ビブラートがかからなくて、「できるようになりたい!」という人は多いです。
ビブラートができるようになる為に、2つの方法があります。
自分に向いている方法を試してみて、少しずつ上達していきましょう。
この記事では、ビブラートのやり方・方法について解説します。
もくじ
ビブラートとは
ビブラートとは、声を揺らすテクニックの事です。
呼気量、ピッチ(音の高さ)が、周期的に変化して起きます。
声の揺れ幅、速さが一定で、途切れないと綺麗なビブラートになります。
ビブラートをかけるスピード
ビブラートのスピードは、一見デタラメに見えるかもしれません。
しかし、実は音楽的にコントロールされている事が多いです。
なぜなら、その曲のテンポ(速度)や、雰囲気が作用する為です。
例えば、8分音符(タタ)や、16分音符(タタタタ)といった、リズムのタイミングでかかります。
歌が上手い人の、ビブラートを聞いてみてくだい。
無意識にかけている人が多いですが、その範囲内にはまっています。
もちろん、全てがそういう訳ではありません。
細かい不規則なビブラートもあります。
どっちが良い悪いという事ではありません。
上手い人のビブラートで、「規則的なタイミング」でかかっている事が多いという事です。
ビブラートの2つの練習方法
ビブラートの練習方法を説明します。
それは、以下の2つとなります。
・息の強弱でかけるビブラート
・音程の変化でかけるビブラート
それぞれについて、説明していきます。
息の強弱でかけるビブラート
息の呼気量を変化させるビブラートです。
これは肋骨(ろっこつ)の下にある、横隔膜の存在が大事になってきます。
「あーー」と声を出しながら、「みぞおち」あたりを人差し指で触ってみてください。
※みぞおち=肋骨(ろっこつ)の下、お腹の上側の中央にある、くぼんだ場所。
そして、周期的に指で「みぞおち」を押してみてください。
ビブラートがかかるのが分かります。
ここを指で押すと、横隔膜が揺れて、呼気量が変化するという事です。
揺れる感じがつかめたら、指を使わずにやってみましょう。
その際、重心は「おへその下」に、意識を置きます。
そうすると、上半身に無駄な力みが行きにくくなります。
このビブラートは、横隔膜の存在を意識する事が大切です。
音程の変化でかけるビブラート
喉を揺らし、音程(音同志の距離)の上下で波を作るビブラートです。
1・出しやすい音で、「あーーーー」とロングトーンで発声する
2・伸ばした音を、半音「上げる」(または「下げる」)
※半音=「シ→ド」のように、隣り合う音
3・音程の上下を、「あ↑あ↓あ↑あ↓」と、ゆっくり繰り返していく
例1:シドシドシド(半音上げる)
例2:ドシドシドシ(半音下げる)
4・徐々に間隔を狭く、小刻みに揺らしていく
慣れてきたら、音の上下の幅がブレないよう、揺らしていきます。
まとめ
ここまで、ビブラートの2つの練習方法について、説明してきました。
・ビブラートとは、周期的な音の揺れである
・息の強弱でかけるビブラートは、横隔膜を意識する
・喉を揺らすビブラートは、最初はゆっくり、音程を動かす所から始める
ビブラートができるようになると、表現の幅が広がります。
また、「歌が上手い人」と見られるようになるでしょう。少しずつ、練習していきましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
ふわはるな