歌詞が覚えられなくて、悩む人がいると思います。
歌詞カードを見ながら歌うと、視線が下がってしまいます。
また、譜面台で体が隠れて、見栄えが悪くなってしまいます。
見なくて済むなら、見ない方が断然いいです。
「できれば、歌詞を見ないで歌いたいな。。」と思うと思います。
歌詞を見ないで歌えれば、パフォーマンスがしやすくなります。
また、視線が上がる事で、声の伸びも良くなります。
この記事では、歌詞の覚え方・コツを書いていきますね。
もくじ
メロディーを、先に覚える
先にメロディーを覚えましょう。
音やリズムで覚えた方が、早いですし、楽しいです。
ハミングの「ン」や、「ラ」で歌って、先に覚えます。
ただ、ここで完璧にメロディーを取る必要はないです。
大まかな動きが分かれば、次は歌詞を覚え始めて大丈夫です。
歌詞を覚える時に、細かいメロディーの動きも、自然と覚えていきます。
ざっくりとで良いので、先にメロディーを覚えましょう。
繰り返し、歌詞を「意識」して聴く
何度も曲を聴きましょう。
しかし、ただ曲を流しているだけでは、意味がありません。
歌詞を「意識」して聴くのです。
人は意識しないと、気を付ける事ができません。
歌詞に集中して、何度も聴きましょう。
歌詞の意味を理解する
歌詞の意味を理解しましょう。
難しい単語が出てきたら、その意味を調べます。
なぜなら、意味が理解できると、イメージがしやすくなります。
脳は「文字」よりも、「映像」としたイメージの方が記憶しやすいです。
その為に、歌詞の意味を理解しましょう。
風景をイメージして聴く
歌詞の世界観や、風景をイメージしましょう。
前述したように、脳は「映像」の方が覚えやすいです。
歌詞と結びつけて、情景を思い浮かべてみましょう。
しかし、「イメージが湧かないよぉ。」なんて方もいるでしょう。
その場合、「感情」で覚えましょう。
「切ない・愛しい・美しい」といった、感情から、歌詞が入ってきやすいです。
何にせよ、歌詞の世界観を、自分なりに解釈する事が大切です。
歌詞を紙に書く
歌詞カードを用意して、紙に書き写しましょう。
テスト勉強を思い出してみてください。
暗記物は、何回も紙に書いて覚えていましたよね?
書く事で、脳が活性化します。
手書きする事は、1回でも効果があります。
頭の中で、構成がまとまりやすいです。
1回でいいので、紙に書いてみましょう。
マーカーペンで、セクションを色分けする
Aメロ・Bメロといったセクション毎に、マーカーペンで色分けすると、覚えやすいです。
※セクション=音楽用語です。歌の雰囲気が変わる所で、ブロック毎に構成される部分を指します。
「Aメロ・Bメロ・サビ」等が、その各セクションになります。
ただ、何色もあると、逆に見づらくなります。
2・3色に抑えて、マーカーペンを使って分けてみましょう。
時系列に覚える
歌詞の描写の中で、時系列になっていれば、覚えやすい事があります。
例えば、歌詞が3番まであったとします。
そして、それぞれの描写が、下記の順番になっていたとしましょう。
1番=朝の風景
2番=昼の風景
3番=夜の風景
例えが極端ですが、「次は昼の部分の歌詞だな。」と心構えができれば、覚えやすいです。
「同じ単語」が何個あるか、覚えておく
「同じ単語」が何個出てくるか、覚えておくのも良いです。
なぜなら、歌詞を間違えるリスクを軽減できるからです。
歌詞は、韻(いん)を踏む事が多いです。
※「韻を踏む」=同じ母音を持つ言葉を、繰り返し使う手法。
韻を踏んでいる歌詞は、カッコいいです。
しかし、覚える時間が無い時は、これは焦ります!
「あれ?ここの単語って、1番2番どっちだっけ?」と、間違える事もしばしば。。
あらかじめ、把握できていれば、それを回避する事ができます。
例えば、「2個」同じ単語が出てくるとしましょう。
その場合は、「もう2回出てきたから、次の歌詞は違う単語だな!」と反応する事ができます。
同じ単語の数を、把握しておきましょう。
「出だし」の一字を覚える
「出だし」は、歌詞の始まりです。
始まり部分の、「一字」だけ覚えてみましょう。
セクション毎の出だしで、覚えると良いでしょう。
例えば「愛してる」なら、出だしが「あ」です。
出だしを覚えれば、後は自然と単語が出やすくなります。
めちゃシンプルですが、試してみてください。
カラオケを流して、歌詞から目を外しながら歌う
カラオケ(ボーカル無し音源)を流して、実際に歌ってみます。
この時、歌詞からは目を外しながら、歌います。
なぜなら、歌詞を見ながら歌うと、脳は楽をしようとします。
これでは、いっこうに覚えられません。
脳を使って、「思い出しながら歌う」事が大切です。
間違えたり、思い出せなかったりした時点で、一度ストップします。
そこで、改めて歌詞カードを見て、間違えた所を確認してみます。
カラオケ店であれば、テレビに歌詞が表示されます。
それを、歌詞カード代わりにしましょう。
だんだん、体や耳が覚えてくるので、間違わなくなってきます。
曲を流して、間違える度に、歌詞の確認を行いましょう。
セクション毎に、小さく分けて覚える
丸っと一曲、一気に覚えようとする必要はありません。
最初は、Aメロ・Bメロといった、セクション毎で覚えましょう。
まず、目の前の目標は、小さく設定するのが良いです。
その方が、挫折しにくいです。
小さく覚えていって、最終的に一曲通せるようにしましょう。
覚えるまで、何度も歌う
覚える為には、何度も歌う必要があります。
歌は、顔の表情筋や、舌の位置を体が無意識に覚えていきます。
本番に頭が真っ白になっても、体が覚えていて、スルッと歌詞が出てくる事も多いです。
練習回数は、歌詞の文字量や、人それぞれ個人差はあります。
ただ、確実に数十回は歌う必要はあります。
覚えるまで、何度も歌いましょう。
声が出せない場所なら、口だけ動かして覚える
「歌う時間と、場所が無いよ!」という人もいるでしょう。
そんな時は、声は出さず、口だけ動かしましょう。
移動中の電車の中、マスクをしていれば、口は見えません。
隙間時間を有効に使えます。私もこの方法は、よく使っていました。
口を動かす事で、歌えなくても、体で覚える事ができます。
歌詞を見ないで、どこまで思い出せるか試す
どこまで覚えたか、思い出してみましょう。
これも、場所を選ばず、どこでもできます。
記憶を引き出すトレーニングです。
頭の中で、思い出せる所まで、思い出してみましょう。
つまずいてしまったら、そこは間違えやすい所です。
ゲーム感覚で、どこまで思い出せるか、試してみましょう。
まとめ
ここまで、歌詞の覚え方について、コツをお伝えしてきました。
・メロディーを先に覚える
・歌詞を紙に書く
・音源にあわせて、歌詞を見ずに歌う
・間違えたら、その度に、歌詞カードで確認する
・移動中でも、口を動かしたり、歌詞を思い出したりはできる
歌詞を覚える事ができたら、ライブの見栄えがよくなります。
あなたのライブが、良いパフォーマンスになる事を祈っています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
ふわはるな