こんにちは。シンガーソングライターのふわはるなです。
犬を飼っていると、粉瘤(ふんりゅう)という、「シコリ」ができる事があると思います。
良性なので、特に悪さはしませんが、気になりますよね。
粉瘤の原因は、はっきりとは分かっていません。
加齢によるものや、皮脂の多い犬種はできやすいそうです。
我が家では、シーズーの男の子を飼っています。
そして、成犬してから、粉瘤ができるようになりました。
ただ、餌を変えた事で、改善した経験があるので、書いていこうと思います。
もくじ
粉瘤(ふんりゅう)とは
粉瘤(ふんりゅう)は、皮膚の下に袋状の物ができ、垢や皮脂が詰まってできた「シコリ」です。
これは、「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」や、「アテローム」とも呼ばれます。
シュナウザーや、シーズーなど、皮脂の分泌の多い犬種はできやすいです。
※一般的に「脂肪の塊」と説明される事もあるので、「脂肪腫」と混同されがちですが、
「粉瘤」と「脂肪腫」は根本的に異なります。「脂肪種」は、脂肪細胞からなる腫瘍です。
「粉瘤」は、中に角質などが詰まった袋です。
どちらも良性ですが、それぞれ治療法は異なります。
「なんか、シコリがあるな〜。」と気付いたら、病院で診てもらいましょう!
尻尾の付け根に、大きな粉瘤
シーズーが成犬してから、何ヶ所か、体に粉瘤ができるようになりました。
そして、尻尾の付け根の粉瘤が、3センチ位の大きさになってしまいました。
病院には通っていましたが、以下の理由から、尻尾の粉瘤については、しばらく経過観察となりました。
・大事な神経がある所だし、体の小さい子なので、手術は避けたい。
・体内で吸収されるか、自然と破れる事もあるので、手術するかは見守り。
粉瘤は気になりますが、特に本人(犬)は痛い訳でもないので、しばらく経過を見守る事になりました。
ドッグフードを変えてみた
特に変化もないまま、何ヶ月か経過した頃の事。
「餌が合わない事もある」そうなので、餌を変えてみる事にしました。
個体差がありますが、「穀物」が主原材料になっていると、体質にあわない子がいるようです。
「穀物」は、植物から得られる食材の総称の1つです。
代表的なのは、「とうもろこし類・麦類・米類・豆類・芋類」があげられます。
以前は、「ヒルズ」というメーカーの、「ダームディフェンス」という種類を与えていました。
原材料表示を見てみると、「穀物」が主原材料となっていました。
ドッグフードの裏面を見ると、原材料表示があります。
原材料表示の中で、一番最初に記載されている物を見てみましょう。
基本的には、使われている原料の重量順に記載されます。
一番最初に記載されている物は、第一原材料と言います。
そこを見る事で、そのドッグフードに使われている、主原材料が分かります。
一番最初に、「とうもろこし」や、「米」と記載があれば、第一原材料が穀物という事です。
という訳で、今回は餌を変えて、様子を見てみる事にしました。
犬は「肉食寄り」という点を考慮する
祖先からして、犬は肉食寄りの雑食なので、「動物性たんぱく質」が絶対必要です。
その為、「動物性たんぱく源の多い餌」を選ぶ方が良いと言われます。
つまり、「鶏肉」や、「牛肉」等の表示で、お肉が第一原材料となっている事が望ましいです。
「穀物」が第一原材料になっている場合、体質的に合わない子がいるそうです。
人は究極の雑食なので、「穀物」に多く含まれる「炭水化物」の消化が得意です。
しかし、犬は人ほど、炭水化物の消化が得意ではありません。
人は口内に、炭水化物の消化酵素である、アミラーゼを持っています。
それに比べ、犬はすい臓で作る、少量のアミラーゼしか持っていません。
したがって、炭水化物の消化が人ほど得意ではないと想像されます。
「餌が合わないのかも」と思う事があれば、原材料表示を確認してみましょう。
「動物性たんぱく質」が豊富な物を選んでみた
帰省していた兄が、「アカナ」というドッグフードを選んで、ネットで注文してくれました。↓
「スモールブリード」という、小型犬用の物を選びました。
「アカナ」の中にも、様々な種類がありました。犬種等に合わせて選びましょう。
このドッグフードの、原材料表示は、下記のようになっています。↓
「新鮮骨抜き鶏肉 (12%), 鶏肉ミール (12%), 七面鳥肉ミール (12%), 赤レンズ豆, 丸ごとグリンピース, そら豆, 鶏肉脂肪 (5%), 新鮮鶏臓器(レバー、ハツ、腎臓)(4%), ニシンミール (4%), 新鮮全卵 (4%), 新鮮丸ごとカレイ (4%), ニシン油 (2%), 日干しアルファルファ (2%), 緑レンズ豆, 丸ごとイエローピース, えんどう豆繊維, 新鮮鶏軟骨 (1%),乾燥ブラウンケルプ, 新鮮丸ごとカボチャ, 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ, 新鮮丸ごとパースニップ, 新鮮グリーンケ―ル, 新鮮ホウレン草, 新鮮カラシ菜, 新鮮カブラ菜, 新鮮丸ごとニンジン, 新鮮レッドデリシャスリンゴ, 新鮮バートレット梨, フリーズドライ鶏レバー,フリーズドライ七面鳥レバー, 新鮮丸ごとクランベリー, 新鮮丸ごとブルーベリー, チコリー根, ターメリック, オオアザミ, ごぼう, ラベンダー,マシュマロルート, ローズヒップ, フェシウム菌(ビタミンEとローズマリーで天然保存)
添加栄養素:亜鉛」
第一原材料が、動物性たんぱく源である「鶏肉」を使用している事が分かります。
餌を変えて約1ヶ月、一番大きい粉瘤が消えた
4週間ほどすると、尻尾の付け根にあった、一番大きい粉瘤が消えました。
小さい粉瘤も消えている場所がありました。
一番大きい粉瘤に関しては、まさか消えるとは思ってなかったです。
「餌って大事なんだなー」と思わされました!
ただし、今もまだ、治りきらない粉瘤はあります。
これは犬種的に、仕方ないかなとは思います。
ただ、目に見えて効果はあったので、餌を変えてみる価値はありました。
あと、美味しそうに食べる
それから、犬的には、美味しそうに食べるようになりました。笑
前の餌は、器に入れても、すぐに食べない事がありました。
「しぶしぶ」といった様子で、もさもさ食べていました。
人から見ても、「好きじゃないんだなー」と思っていました。
ところが、ドッグフードを変えてから、喜んで食べるようになりました。
好みによるのでしょうが、お肉の割合が多いので、美味しいのかもしれないですね。
まとめ
ここまで、餌を変えた事で、粉瘤が改善した経験を書いてきました。
個体差があるので、どの子にも合うドッグフードはありません。
動物病院に売っている物でも、合わない事もあります。うちの子がまさにそうでした。
色々調べたり、試したりして、合う物を探してみましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
ふわはるな
Twitter→@fuwa_haru